Marathon Ekiden Trailrunning先週の北アルプス常念岳~蝶ヶ岳稜線散歩はあいにくの荒天で残念な結果となってしまいましたが、前々からその稜線散歩を超楽しみにしていた私えいたろうは、心中穏やかではないまま三連休明けの仕事をしていました。
金曜日も業務終了後まっすぐ帰宅し、「どこかに行ってやる!」と山と高原地図を物色して・・・選んだのが「白根三山日帰り縦走」でした。コースタイム18時間10分のこのルートをどのくらいで行けるのか?自分の中でも未知の領域との勝負です!
金曜日23時頃自宅を出発し、奈良田を目指す。道も空いていて二時間ほどで到着、なんとかバス停近くの第一駐車場にスペースを見つけてとりあえず仮眠。
4時ちょっとすぎに起床。いい具合に晴れている!支度して5時前にはバス停にリュックを並べて5:30始発のバスを待つ。ほどなくバスも到着して切符を買って乗り込んだ。バスは第一駐車場から1台。第二駐車場から2台出るようだ。広河原まで約50分。途中渓流釣りのおじさんたちを降ろしたり、歩き沢から池山吊尾根を経て北岳~間ノ岳~農鳥岳~広河内岳~笹山から奈良田まで戻るという横浜から来たトレランナーの猛者3人組を降ろしたりして6:20広河原到着。広河原は夜叉神峠からのバスや、広河原のテン場から帰る人などで込み合っていた。
吊橋を渡って広河原山荘のトイレに寄って6:30スタート。吊橋からは良い感じで八本歯のコルやらバットレスが見える。
今日のコースは、最初大樺沢二俣まで行って、右俣コース~肩の小屋経由で北岳へ上がるもの。三山縦走ではこれが一番効率が良いし北岳登山を満喫できるのではないか?
序盤は勾配もそれほどキツくなく、先行する登山者に挨拶しながら抜かせてもらう。二俣の分岐まで約1時間。いよいよ急登に差し掛かる。
雪渓もところどころに残るが、もう完全に夏山の様相。
森林限界を越えて振り向くと1か月前に行った雨の鳳凰三山が今日はいい感じに姿を見せてくれる。
8:41肩の小屋に到着。写真だけ撮って通過。
9:02北岳山頂。稜線に出ると風が強く少し寒かったが、久しぶりの焼津ボーイズ蛍光イエローTシャツで記念撮影!(看板が新しくなっていた!)
甲斐駒ヶ岳も、
仙丈ケ岳もバッチリ見えます!!
そして、今から行く間ノ岳への稜線伝いの登山道も。これこれ!これが見たかったんだよ~
北岳山荘まで下ってきてトイレ休憩とコーラ補給^^
北岳山荘は、かの黒川紀章設計の山小屋!全室富士山ビューとか・・
間ノ岳へ向けて進む。こんな感じの稜線歩きで気持ちい~~
途中ニセピーク?!の中白峰山があり・・
振り返れば、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳の南アルプス北部のオールスターが一望できます!あ~素晴らしい^^
そんなこんなで間ノ岳登頂10:36.スタートから4時間ちょっと。なかなか良いペース!!
さあ、ここから農鳥岳へ向けて・・・まずは農鳥小屋です。さまざまなところで噂の農取小屋管理人さん!この日も昼前のひと時、双眼鏡で間ノ岳から下ってくる登山者を観察しています(左端のドラム缶に座っている人!)。きっと叱りつける人を物色しているのかも?!
私も西農鳥岳へ向かう登山道を間違えて注意されました^^; 「ちゃんと書いてあるじゃん」「ハイ、すみません・・」。
農鳥岳は西農鳥岳と農鳥岳から成るが、西農鳥岳方が標高が高いみたい。でも山頂は狭いからすぐに通過。農鳥岳へ向かう。
だいぶ登ってきたな~!間ノ岳、北岳の背後に八ヶ岳も遠望できる。
12:05(スタートから5:35)農鳥岳山頂に到着。ここでお昼ご飯。真正面に富士山を見ながら標高3000mでコンビニおにぎりをいただく^^
さあ、あとは大門沢分岐まで行って下るだけ。でも・・なんだか急に寂しくなってくる。
だってこんな景色がもう見れなくなっちゃうから!
泣く泣く稜線歩きに別れを告げて、大門沢下降点から下りはじめる。
稜線では風も強く寒さを感じたものの、下りはじめて樹林帯に入れはすぐに暑くなる。下りはじめて約1時間、大門沢小屋に到着してコーラチャージ!ついでに水ももらう。
ところどころ沢を渡るが、はしが崩落しかけていたり増水して渡れなかったり(水につかってジャブジャブ渡った)、なかなかワイルド!
やっとのことで下ってきて、最後4kmほどは未舗装林道と舗装路をラン。日差しが照りつけて暑い!!道沿いの自販機で飲み物をチャージしてようやくゴール。活動時間約9時間(休憩込)、大門沢後半の下りとロード以外はほとんど歩きでトレランというよりは軽快登山だった。
先週の北アルプスの倍返しで素晴らしい天気のもと、3000mの天空散歩ができた。ホントこんな幸せな気持ちで山歩きしたのは初めてかもしれない^^;。すべてに感謝!!
投稿者:えいたろう