2015北アルプス第2弾 〜早月尾根からの剱岳日帰り〜
Marathon Ekiden Trailrunning
「試練と憧れ」劔岳に登ってきました。
トレランを齧っている者なら誰でも一度はチャレンジしたいと思っている⁉︎早月尾根からの劔岳。ついに念願が叶った!
同行はチャーリーさんと初対面のMさん。チャーリーさんとは茶塾繋がりだ。(実はえいたろうの小・中学校のひとつ上の先輩だった^^;)
金曜夜9時過ぎに自宅を出発、2人を拾って東名〜東海環状自動車道〜東海北陸自動車道〜北陸道と乗り継ぐ。いや〜ホントに遠い。立山インターを降りて馬場島荘に到着したのは午前4時を回っていた(途中あまりに眠くてPAで15分休憩したが眠れず…)。
試練と憧れの石碑を後にして5時過ぎにスタート。序盤は近所の雑木林を歩くような感じ。ところどころに立山杉の巨木が現れる。しかし早月尾根はトレランナー比率高し!しかも馬場島荘に向かう道すがら、真っ暗な路上で何人ものトレランナーに出会った。きっと魚津のミラージュランドから走って来たんだろう。既に2016のTJARは始まっている!
早月小屋まで2時間半。途中標高1921mの三等三角点がある。ここは明治40年、陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎が劔岳一帯を測量する際に設置した、まさにその三角点。柴崎芳太郎とガイド宇治長次郎らがいかに苦労して劔岳登頂を果たしたか。小説劔岳点の記を読んだ方なら感激もひとしおかな(僕も1週間前に読み直しておきました^^;)。
登山道脇にはこんな可愛らしい池塘もある
みなさん前夜からほとんど不眠で登っているハズなのに・・・剱岳を登っているという高揚感からテンション高いです!
三角点からひと登りして早月小屋に到着。早朝の小屋もテン場も閑散としていた。
小屋から見上げる山頂はまだまだ遠くて気が滅入るが、コーラ休憩で気力をチャージする(500mlで500円はちと高いか?)。
室堂乗越の向こうに雄山(立山)を望む。
小屋を過ぎると一気にアルペンムードが高まってきた。鎖場も増えてガレ場から岩峰へと山は姿を変えてくる。そして、幾つかの前衛コルを越えて一気に広がる視界と劔岳頭頂部の全容!見渡せば早月尾根と並行する大日岳〜奥大日岳の緩やかな稜線や室堂の建物群も肉眼で確認できる。
ひと登りして遂に劔岳山頂に辿り着いた。山頂部は意外に広く、既に何組かの登山者が写真撮影したり休憩していた。
ご褒美はコレコレ!360°遮るものがない大パノラマ。東側には白馬三山〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳へと連なる北アルプス主稜線、南に目を移せば立山の向こうに薬師岳〜水晶岳・鷲羽岳、遠くに槍の穂先も見えた!
槍をズームアップ!
ひとしきり写真撮影などしていると、近くにいたトレランスタイルの方々の話が耳に入ってきた。なんと2012TJAR完走者(実際には時間外山小屋利用の自己申告で失格)だった。
仙人のような風貌だが、当時はドレッドヘアーだったとのことで思い出した。馬場島には将悟さんよりも早く到着。テレビにも結構映っていた。大浜海岸到着後、新幹線の最終に乗るためにまっこさんが駅まで送って行ったというエピソードを振ってみると、まっこさんのことも良く覚えていて、お礼もせずにすみませんでしたとのことだった。
実は下山時にTJARと書いたヘルメットを被ったトレランナーに声をかけたら、昨年の出場者だった(三俣蓮華岳でリタイアしたらしい)。
山頂は無風で温かく、岩に寄りかかっているとウトウトするくらいに快適だった。
岩場が連続する山頂付近は下山時も気が抜けない。鎖を頼りに慎重に下る。
さらに、続々と登ってくる登山者で大混雑。意外にも⁉︎シニアのおばさま達が多く、中には10人程の団体ともスライドした。
登りがキツかったから、当然下りもキツい^^; シューズの中で親指が圧迫されて痛むし、膝にも負担がかかる。
下るに従って気温も上がってきて暑い>_<
汗だくで下山して、すぐに馬場島荘のお風呂に直行した。
帰路の運転も長丁場。途中で豪雨にも見舞われてヘロヘロになって帰宅した。超眠かったけど無事に帰ってくることができて良かった^ ^
チャーリーさん、Mさんありがとうございました!きついコースでしたが、天気に恵まれて楽しむことができましたね^^
チャーリーさん、Mさんありがとうございました!きついコースでしたが、天気に恵まれて楽しむことができましたね^^
投稿者:えいたろう
by yaizuboys
| 2015-08-10 21:03
| 登山